コース・教員紹介


ソングライティングコース

メロディに、ひとつ上の「自分」らしさ。

日本の音楽産業の中核となっているポップミュージックに特化したクリエイターを育成し、J-Popシーンで活躍できる音楽人材の輩出を目標に、平成24年度から本学内に設置された「作曲/ソングライティングコース」は、次なるフェーズを迎えます。ソングライターを志す学生の要望と実態に即した音楽教育を実施するため、谷村・伊藤両教授に加えて新たに、作編曲家・キーボーディストの川村ケン氏を客員准教授に、日本を代表するヒットメーカーの方々を特別招聘講師として迎え、「ソングライティング実技」の時間の中で幅広いノウハウに触れ、見識を深めていきます。

より聞き手に伝えるために。

メロディを「最高の状態で第三者に提供する」力は、ソングライターとして活躍する上でとても大切な能力です。これには、メロディと歌詞との関連性はもとより、豊富なコードの知識と適切な選択をするセンスが要求されます。また、頭の中にあるメロディとイメージしているサウンドを実際の音に具現化し、第三者に伝えるためには、アレンジの知識や様々な音楽スタイルのリズムパターンについても熟知しなければなりません。メロディを今よりもっと「伝える」ために何が必要か?これからのソングライターにとって、最も大切な能力の開発と育成を目指します。

iPadからPro Toolsまで。

コンピューターの発展により、今やソングライターにもDTM/DAWを駆使した高度なプリプロダクションスキルが要求される時代になりました。近年これらの技術はタブレット端末を用いてトラックを構築できるまでに発展を遂げましたが、そのような気軽なトラックメイキングから、プロユースのシーケンサーを用いた本格的なDTMまで、各人の習熟度に合わせて音づくりのノウハウを学んでいきます。卒業までに、J-Popシーンで求められるクオリティに耐え得るプリプロダクションスキルの習得を目指し、より完成度の高い楽曲制作に挑戦します。

ヒットメーカーからあなたへ。

本コース設立の理念と特徴である「音楽業界の『今』に触れながら楽曲づくりを学べる」点もさらに強化します。
日々刻々と変化する市場のニーズを的確に読み取り、数々のヒットソングを生み出し続けるヒットメーカーの方々を特別招聘講師に迎え、1〜4回完結の講義形式で楽曲制作のノウハウを伝授します。一流の作家が教鞭を取り、ソングライティングの手法、プリプロダクションのコツ、彼らの名曲誕生秘話や、仕事での体験談などを聴けるこの時間は、ソングライターを志す学生にとっては大きなメリットであると言えます。一流の作家と出会い、そのクリエイティビティーを身近に感じられることは、あなたの創作活動の一助となり、財産となるでしょう。

教員紹介

担当教員

客員教授 谷村新司プロフィール

音楽家・上海音楽学院教授・南京芸術大学名誉教授。1948年12月11日生まれ、大阪府出身。「いい日旅立ち」「昴」「サライ」など、日本のスタンダード・ナンバーともいえるヒット曲を世に送り出す。長年に渡りライフワークとして続けているアジア諸国のアーティストとの交流、そして若手アーティストの育成及び発表の場作りに尽力している。

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客員教授 伊藤和彦プロフィール

駒沢大学在学中より(株)CBSソニーにて宣伝部に在籍。その後、1987年に英Virginグループの日本法人(株)Virgin Japanに入社し、A&Rとして音楽制作/マーケティング業務をスタートさせる。主な担当アーティストはレニー・クラヴィッツ、キース・リチャーズ、ポーラ・アブドゥル等。

1992年に(株)ソニー・ミュージックエンターテインメントに転籍。同社では現在に至る約18年の間、主に海外アーティストのマーケティングや音源制作に携わる。主な担当アーティストはオアシス、ジャミロクワイ、パール・ジャム、ジェイク・シマブクロ等。

ジェイク・シマブクロが音楽を担当した映画「フラガール」はその年の映画賞を独占。昨年より、国内アーティストの音楽制作全般をサポートするCPファクトリーに属し、ソニー・ミュージック内外の様々なアーティストの楽曲制作や作品企画に関わる。和歌山県出身。1963年生まれ。

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客員准教授 川村ケンプロフィール

安全地帯、玉置浩二、絢香、ゆず、安室奈美恵、KinKiKids、清木場俊介(ex.EXILE)、GLAY、高橋克典、宇都宮隆(TMN)、相川七瀬、KEIKO(globe)、椎名へきる、ZIGGY他多数のアーティストのツアー、レコーディングにバンドマスター、ピアニスト、キーボーディストとして参加。楽曲提供も多数。著書『思いどおりに作曲ができる本~Q&A方式で音楽制作の実践テクニックをピンポイント解説!(CD2枚付・リットーミュージック社刊)』が、アマゾンベストセラーランキング音楽書部門で1位獲得。発売僅か2年で重版6刷の大ヒットベストセラーに。個人ポピュラー音楽スクール「緑ちゃん倶楽部」主催。1968年11月25日東京都渋谷区生まれ。5歳から11歳までクラシックピアノのレッスンを受け、高校入学と同時にバンド活動を開始。高校3年生の時、YAMAHA主催のコンテストにてBest Keyboardist賞を受賞。日本大学芸術学部卒業後、SHADY DOLLSに加入しデビュー。96年に脱退後、フリーのキーボーディスト、プロデューサー、コンポーザー、アレンジャーとして、活躍中。趣味は料理、食べること、写真。

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特別招聘教授 森雪之丞プロフィール

1954年1月14日生。東京都出身。作詞家、詩人。
大学在学中からオリジナル曲のライヴを始め、同時にプログレッシブ・ロックバンド「四人囃子」のゲスト・シンガーとしても活躍。1976年に作詞&作曲家としてデビュー。以来、ポップスやアニメソングで数々のヒット・チューンを生みだしたが、90年代以降、布袋寅泰、hide、氷室京介など多くのロック・アーティストからの支持に応え、先鋭的な歌詞の世界を築き上げる。これまでにリリースされた楽曲は2300を超え、06年には作詞家30周年を記念しポルノグラフィティ、斉藤和義、大黒摩季などが参加したトリビュート・アルバム「Words of 雪之丞」が制作された。また詩人として、94年より実験的なポエトリー・リーディング・ライヴ「眠れぬ森の雪之丞」を主催。03年には詩とパフォーマンスを融合した「POEMIX」を岸谷五朗と、11年には朗読会「扉のかたちをした闇」を江國香織と立ち上げるなど、独創的な行動と美学は多くの世代にファンを持つ。近年は舞台・ミュージカルの世界でも活躍。劇団☆新感線の「五右衛門ロック」シリーズの作詞を始め、「CHICAGO」「THE WIZ」などブロードウェイ・ミュージカルの訳詞も手掛ける他、12年には初戯曲となるロック☆オペラ「サイケデリック・ペイン」を雪之丞一座~参上公演として上演。13年には戯曲第2弾となるオリジナル・ミュージカル「SONG WRITERS」を上演。15年は新キャストによるロック☆オペラ「サイケデリック・ペイン」の再演を筆頭に多くの話題作品の上演が予定されている。13年からシダックスCULTURE WORKSの総合プロデューサーに就任し、「アートの壁」プロジェクトにて様々なアーティストとコラボレーションを展開中。

特別招聘講師

カリキュラム一覧

必修科目

ソングライティング実技 ポピュラー音楽史 キーボード演奏基礎 キーボード演習応用 4リズムヘッドアレンジ・コードプログレッション イヤートレーニング サイトリーディング 音楽基礎演習・コード理論 卒業制作

専攻選択科目

シンセサイザー コンピューターアシステッドコンポジション エレクトリックギター演奏基礎 エレクトリックベース ドラムス アンサンブル実習基礎 アンサンブル実習応用 スタジオエレクトロニクス

授業科目ピックアップ

ソングライティング実技

ソングライティングにおける望ましい考え方のヒントを投げかけ、「言葉」(コトノハ)には音につながる多くの扉があることを学びます。1年間で26篇の詩を完成させることを目標とし、1日2篇の詩作りを通して生徒自ら考え、書くことを楽しむための手助けをする授業を展開します。

授業計画(抜粋)
  • ・書く、慣れる、壊す
  • ・クォンタム(量子)の世界
  • ・「鳥の目」を学ぶ
  • ・フラクタルの世界(詩は自分そのもの)
     (生き方・考え方・死生観)

馴染みのない言葉もあるかもしれませんが、この授業で話すことはすべて音楽に集結していく話です。その一つひとつに、実は本人が気付いていないものを目覚めさせるスイッチが隠されている仕組みになっています。

ソングライティング実技/楽曲マネジメント

アーティストや映画、CM、TVなど、楽曲を活用する現場から求められる作品づくりを実際のシミュレーションをもとに行い、それらの楽曲を検証していきます。第三者への楽曲作りは作曲家のオリジナリティーと同時に、その楽曲を活用する現場のニーズへの理解度がポイントとなります。それらに応えていくためのマーケティング型アプローチによる創作活動を行います。

授業計画(抜粋)
  • ・商業作品が作られるプロセスの解析
  • ・実際のオーダーによる楽曲作り/
     その1.CM音楽編
  • ・実際のオーダーによる楽曲作り/
     その4.女性歌手編

創作シミュレーションはその都度ジャンルや傾向を変え、オーダーに対する理解度を高めさせます。いろんなアーティストやパフォーマーが望む楽曲を作ることで、新たな自分に気付かせるのもこの授業のねらいの一つです。授業によってはプロのクリエイター(作曲家あるいはアーティスト)をゲストに招き、作品づくりに対するインタビューも行います。

キーボード演奏基礎/応用

「ロック」「ポップス」「ジャズ」「ラテン」などのさまざまなジャンルの楽曲演奏、伴奏に対応し得るキーボード演奏の基礎を身につけることがこの授業の目標です。

1年次は簡単な楽曲のコードが弾ける様にトレーニングし、ブルース進行や簡単なボサノバの曲にも触れます。ペンタトニックスケール、ブルーノートスケール等に触れ、9th、sus4を活用した演奏にも徐々にチャレンジしていきます。

2年次は、時代別にコード進行の特徴を分析し、それぞれの演奏の特徴も学びます。分数コードの理解、テンションノートを用いたコードワークにもチャレンジします。

3年次以降のキーボード演奏応用では、1〜2年次に培ったこれらのスキルをさらに発展させ、弾き語りやアンサンブルの実践の中で高度の演奏技術の修得を目指します。

エレクトリックギター演奏基礎

「どの楽器を使い曲をつくるか」。曲づくりにおいて、マスターツールとなる適切な楽器を選ぶことは、その楽曲のサウンドや方向性を特徴づける重要な要素です。この授業では、ギターによる楽曲制作のために必要な基礎知識を身につけ、ギターでコードを鳴らし、楽器自体に慣れ親しむことを前期の目標としています。

後期は各コードネームのギター特有のボイシングを、フレットを使って機能和声的観点から解説し、各ポジションでのボイシングの違いとアンサンブルに与える影響など、より発展的な内容と技術の修得を目指します。


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