施設紹介

レコーディングスタジオやプリプロダクションルームは、作品を追求する共同作業の場であると同時に、現在では作曲家が音楽を生み出す工房にもなっています。優れた作品を世に送り出すためには、スタジオ環境で何ができるかをきちんと把握し、ペンや五線紙と同様日常的に使いこなせなくてはなりません。音楽業界の現状に則し、さらに十分なコンパティビリティを持つこの環境は学びと創作の大きなバックアップとなることでしょう。

RECORDING ROOM

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レコーディングルーム

録音機材を設置したコントロールルームを中心に、2つの録音ブースがあります。コントロールルームと隣接するDAWルーム、アンサンブルルーム、Jスタジオ(J館コンサートホール)を結ぶ録音回線とモニター回線は様々な編成の録音が可能で、ルーム・アコースティックの選択肢は多岐に渡ります。スタジオの鍵を握る録音エンジニアは、経験豊富なプロがチーフを務め、一流スタジオとも十分肩を並べられる録音環境を誇ります。

CONTROL ROOM

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コントロールルーム

主に卒業制作のレコーディングやスタジオセッションの授業で使用、学生は作曲家と同時にディレクターとしての役目を担います。演奏者とのミーティングや、レコーディングのディレクション、テイクチョイス、ミキシングの立ち会いなどを実践、音楽制作能力の育成に加え、実際の現場で必要なコミュニケーション力、傾聴力、主体性なども養われます。

LARGE BOOTH

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大ブース

リズムセクションや、室内楽を録音するための大ブース。ピアノはスタインウェイのフル・コンサートモデルが設置されており、ストリングアンサンブルは6型編成まで収容可能です。

SMALL BOOTH

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小ブース

ボーカルやオケ中ソロ楽器など作業工程上、分けてレコーディングする必要がある楽器を録音するためのブース。ブラスセクションは5〜7名収容可能です。

ENSEMBLE ROOM

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アンサンブルルーム

ドラムセット4台の他、教材の再生や簡単なセッションをするためのPAシステムも備えています。授業以外の時間は学生の実技研鑽の場として活用できます。

DAW ROOM

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DAWルーム

主にシンセサイザー、コンピューターアシステッドコンポジションの授業で使用します。学生はワークステーションタイプのシンセサイザーと、ソフトウエア「Pro Tools」と「Cubase」がインストールされたPCが完備されたブースを割り当てられ、MIDIの基礎知識からDAWのノウハウまで、音楽制作に必要なプリプロダクションのスキル修得に役立ちます。また、授業以外の時間は学生たちが自由に使用でき、更なるスキルアップのために研鑽を積むことも可能です。