コース・教員紹介


映画・放送音楽コース

次代を担う音楽力と、社会を担う人間力を。

1989年、日本で初めて「ポップスを学べる四年制音楽大学」としてスタートした本コースはポピュラーミュージック、映画、放送などの商業音楽の分野で作曲・音楽制作に携わる人材の育成を目標としています。作編曲技法の修得、楽器演奏、プリプロダクション、スタジオレコーディング、セルフプロデュースによるCD制作等の実践を経て、修了後音楽業界で即戦力となるためのカリキュラムで構成されています。 また、西洋音楽史概論やポピュラー音楽史などの講義では音楽的知識を改めて養い、レコーディングスタジオ内での各種実習を通して企画力や主体性、傾聴力、コミュニケーション能力等の社会的・職業的自立に向けた基礎的・汎用的能力を培うことのできる体系的なカリキュラムとなっています。


教員紹介

担当教員

教授 小六禮次郎(主任) 難波弘之 糀場富美子(兼) 伊藤節子(兼) 藤原豊(兼)
客員教授 三枝成彰 服部克久 山下康介
特別招聘教授 千住明
准教授 堀井勝美
客員准教授 後藤加寿子
専任講師 後藤慶一
講師 北中正和 土屋真仁 林秀幸 石川洋光 久田典子(兼)
梅野絵里 小野昭彦 本田綾香

※(兼)は、作曲/芸術コースと兼任。

カリキュラム一覧

必修科目

作曲実技 和声実習 4リズムヘッドアレンジ/コードプログレッションI オーケストレーション ピアノコードワーク ポピュラー音楽史 シンセサイザー 映像と音楽・分析と解釈 スタジオエレクトロニクス コンピューターアシステッドコンポジション ピアノ(副科)I ソルフェージュI・II 西洋音楽史概論 卒業制作

専攻選択必修科目

エレクトリックギター エレクトリックベース ドラムス

専攻選択科目

ソングライティング実習 MIDIスタジオワークス 4リズムヘッドアレンジ・コードプログレッションII

授業科目ピックアップ

作曲実技

時代の変化に追従可能な対応力と、時代の変化に左右されない独自性を両立させることが商業音楽のプロには求められます。 1年次は職業作家として不可欠な「毎日作曲する習慣」を定期的な課題提出によって根付かせ、楽曲制作の基礎力を身につけます。 2年次にはTVCM、ジングル、劇伴など、実際の仕事を想定し、指定された構成、編成、曲尺、用途・目的などの条件を満たす楽曲制作にトライ。 3年次には実際に放映された劇版等の台本や素材に触れ、総合的な作曲技術を養います。 4年次からは卒業後のキャリアを見据えた作編曲指導を行います。音楽と仕事を結びつけるために、一人ひとりの可能性を教授・講師らと共に模索し、卒業後の社会への円滑な移行を大きく後押しします。


4リズムヘッドアレンジ/コードプログレッション

記譜法やコードネームを理解し、響きの良いコード配置とプログレッションを修得します。アレンジは4リズムの楽器について特性や基本的な奏法を学び、様々なジャンルをアナリーゼします。また、それに即したオリジナル曲の作編曲、打ち込みによるデモ音源制作を行い、これらの習慣的な課題提出によって楽曲制作の基礎力を養います。


ピアノコードワーク

コードネームを実践的にマスターします。初年度はテンションノートを伴うコードとそのボイシング、各コードとスケールの関連性を学びます。 次年度はリハーモナイズの手法、代理コードの理解と演奏、アドリブの分析と演奏を修得し、様々なリズムでのバッキングやクラビネット奏法など、各人の習熟度により高度な内容の修得を目指します。


シンセサイザー

現在、商業音楽の分野において、DTM、DAWを駆使した楽曲・音源制作のスキルは必要不可欠なものとなっています。この授業ではシンセサイザーの成り立ちや歴史にも触れながら、電子楽器を用いた「音づくり」の根幹となる基礎知識修得を目指します。学生は、教室に完備されたデジタル・エフェクトとシーケンサーおよびサンプラーを内蔵したワークステーションタイプのシンセサイザーを各自一台ずつ使用し、楽曲を打ち込むための講義・実習を進めていきます。 後にオシレータ、フィルター、アンプリファイアーといった、音の三要素を変化させて「音を作る」パラメータに移っていきます。MIDIの基礎知識や用語も含め、コンピュータ支援による音楽制作を前提としたトータルスキルを身につけることをこの授業のゴールとしています。また、映画・放送音楽コースの他の授業とリンクして進めていくことも本授業の大きな特徴となっています。


オーケストレーション

初年度は通常のオーケストラとレコーディング編成のオーケストラで使用されている各楽器について、実際の楽器の音を聴く機会を設けて基本的な機能と用途、各セクションの適切な書法について学びます。 次年度はポップスでの発展的なオーケストレーション能力を身につけるため、ストリングスアンサンブル、ビッグバンドなどの代表的な編成での編曲技法を実践で修得します。


ポピュラー音楽史

80年代末から90年代初頭にかけてワールド・ミュージックの名のもとに世界各地のポピュラー音楽が紹介されて以降、「ポピュラー音楽」という言葉が指す範囲は大きく広がりました。この講義では普段は見ることができない貴重な映像資料・音楽資料を使って20世紀のポピュラー音楽の歩みを辿り、海外の音楽と日本の音楽の関係についても考察します。 ジャズ、R&B、ロック、ヒップホップなど、世界各地で今日も市民権を得ている音楽のルーツを紐解き、次にサルサ、サンバ、ボサノバ、タンゴなど、カリブ海や南米で生まれ、世界に広まった音楽の流れを辿ります。そして、世界各国のポピュラー音楽の過去と現状を紹介していきます。これら数々の音楽スタイルは地理的な要因や、時代性、社会情勢に起因し、相互に影響し合っていますので、20世紀以降の世界のポピュラー音楽の歴史と地理をジェットコースターのように縦横断する講義になります。


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