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映画・放送音楽コース 卒業生インタビュー 2008年度卒業生 森 悠也 ~入試編~

― まずは、簡単な自己紹介をお願いします。

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森 悠也さん(以下、森):森 悠也です。映画・放送音楽コースを2009年の3月に卒業しまして、今はドラマやCMの音楽の作曲をメインに活動し、ピアニストとしてバンドのサポート等もやっています。

― 森くんが音楽に携わるようになったきっかけは何ですか?

森:ウチの父が音楽好きでギターを弾いていて、姉もピアノを弾いていたので、音楽が身近な家庭でした。それで、4歳くらいの僕は、姉がピアノを弾いているのを見様見真似で弾いていたらしいです。そこからクラシックピアノを習い始め、音楽が好きになりました。「作曲を始めたい!」って思ったのは、実は割と大きくなってからなんです。

― その頃、どんな音楽を聴いていたか覚えてますか?

森:父がビートルズが大好きで、それを僕もずーっと聴いていました。車に乗ればビートルズ! 休みの日はビートルズ! といった感じで、ずーっとビートルズでした!『イエローサブマリン』のアニメとか、すごく好きでしたね。

― 幼少の頃からビートルズを?

森:はい!(笑)

― 幼少の頃から音楽に親しんでいた森くんが、どういう経緯で映画・放送音楽コース(以下、映放コース)の受験を決意したのでしょうか? 何か「決め手」になったことがあれば教えてください。

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森:まず、作曲をしたいと思ったのが中学生の時で、当時30万円ぐらいしたシンセサイザーを、長年溜めたお年玉をぜんぶ叩いて、それでも全然足りなくて、父に半分ぐらいお金を借りて買ったんですよ!今でもそれがマスターキーボードなんですけど、それを手に入れてから作曲に興味が湧いて……。ただ、作曲ってどうやって勉強すればいいのかさっぱり分からなかったので、知り合いの作曲家の方にお話を聞いてもらったんです。そこで「東京音大の映放コースが、ポピュラー音楽を学ぶには良い環境だ」との評判を聞いて、「それはいいな!」と思ったのがきっかけです。

― 本学では夏と冬に講習会を開催していますが、それには参加しましたか?

森:冬の講習会に参加しました。そこで受験科目にもある「伴奏付け」のレッスンがあり、それが僕にはもう「目からウロコ」でしたね! 藤原先生のレッスンで、「1つのメロディに対してこんなに自由に、いろんな和音を付けられるんだ」と感動しました。この時受けたレッスンで、作曲の魅力みたいなものを鮮明に感じて、「ここだ!」と受験を決意しましたね。

― 受験を決めたのはいつ頃ですか?

森:実は、高校3年生の11月です……(笑)。

― すごい! よくそれで入れましたね!(笑) お父様のビートルズのお陰でしょうか……。

森:どうなんでしょうかね(笑)。子どもの頃から聞いていたので、アタマの中にポップス的な和声感覚は、少なからずあったのかもしれません。

― ちなみに、他の大学もリサーチしてみましたか?

森:いや、ここだけです。もう、一本に絞って!

― 本コースへの受験を決めて、もちろんご両親にも相談したと思いますが、その時ご両親の反応はどうでしたか?

森:ん~……、ビックリしていましたね、やっぱり。高校、大学とエスカレーター式の高校に通っていたんですが、特に親にも相談せずに、大学への推薦を蹴ったんですよ(笑)!

― それはアカン……(笑)。

森:母に「今日、推薦蹴ってきたから」って言ったら、「アンタ何考えてるの!」って(笑)。……そこで「いや、音大行きたいんだ」って打ち明けました。確かにビックリはしていましたが、すぐ理解してくれて、応援してくれました。

― 受験に際し、色々とご家庭で話し合いをされたと思いますが、ご両親からの印象に残ったアドバイス、励みになった言葉などあれば教えて頂きたいのですが……。

森:とりあえず、父も母も「好きな事だったら、やるだけやってみなさい。」と言ってくれました。なので、僕は何の後ろめたさもなく、自分の道を突き進めました。

― そして怒濤の受験勉強に突入です! 本コースの受験科目には「和声」と「伴奏付け」がありますが、どうやって勉強を進めましたか? 師事していた先生はいました?

Iv_eiho_13 森:週一ぐらいのペースで、作曲「芸術音楽コース」の村田先生に丁寧に教えて頂きました。それまでまったく「和声」をやって来なかったので、猛勉強でしたね。ホントにキツかったです! レッスンは基本的に先生のスケジュールに合わせ、不定期になることもあったので、課題を間に合わせるために高校の授業中にも……「和声」の勉強を堂々としていました(笑)。先生ゴメンナサイ!

― かなりのハイペースで受験勉強をやり遂げて、いよいよ入試を迎えるわけですが……ぶっちゃけた話、いかがでしたか? 率直な感想や、入試にまつわるエピソードがあれば教えてください。

森:面接はもう、メチャクチャビックリしましたね! 僕はてっきり5人ぐらいの先生の前でやるのかなぁと思っていたんですが、ドアを開けたら30人ぐらいブァーー!っと並んでて(笑)。あれは本当にスゴイ衝撃でしたね。
前を見れば三枝先生はいらっしゃるし、小六先生はいらっしゃるしで、おいおいおい……って(笑)。

― ピアノも弾かなきゃいけないし?

森:ガチガチでしたよ!(笑)

― 「和声」や「伴奏付け」の試験課題は難しかったですか?

森:やっぱり難しかったです。「和声」は必死に解いて、時間内にギリギリ何とか……といったところです。「伴奏付け」は答案用紙にコードネームと音符の「玉」だけ全部書いて、「棒」引くの間に合わなかったんですよ!で、面接の時に服部先生に「ん~、キミは変わった音符を書くねぇ」と(笑)。

― そんな思い出深い入試を乗り越えて見事合格! 晴れて音大生活がスタートしたわけですね。